チェックポイント 1 汚れを落とす成分は?
洗剤の汚れを落とす成分は界面活性剤ですが、洗剤に含まれる
界面活性剤の種類によって、表示すべき品名が家庭用品品質表示法で
定められています。
界面活性剤の種類はとても多く、数百種類ともいわれていますが、
まず大きく「石けん」と「合成界面活性剤」に分けられます。
そして、含まれる界面活性剤成分が純石けん分だけであれば「石けん」、
合成界面活性剤成分だけであれば、「合成洗剤」となります。
また、純せっけん成分の他に合成界面活性剤も含まれているばあいは、
「複合石けん」となります。
洗剤には必ず界面活性剤成分と、その成分にもとづく品名が
表示されていますので、この表示をまずチェックしましょう。
台所で使う洗剤であれば、「台所用石けん」、「台所用合成洗剤」と
「台所用複合せっけん」のどれかの品名になります。
では、どのような界面活性剤成分を含む洗剤を選べばよいのでしょうか?
合成界面活性剤については、石油からつくられるものや、植物系の油から
つくられるものなど、いろいろなものがありますが、特に石油からつくられる
界面活性剤に以下のような問題点が指摘されてきました。
1. 人間の皮膚から体内に浸透し、皮膚障害のほか、体内に蓄積される
ことで、人体にさまざまな悪い影響を及ぼす可能性が高い。
2. 河川に流入することで、自然界の微生物、昆虫、魚などの生態系にも
悪い影響をあたえる。
チェックポイント 2 安全? 界面活性剤以外の成分は?
洗剤によっては界面活性剤のほかにも、液にねばりをつけるための増粘剤、洗ったあとをきれいに見せるための蛍光増白剤、いい香りをつけるための香料など、さまざまな成分がふくまれている場合があります。
これらの成分にも、人体や環境に悪い影響を与えるものが含まれていない
ことを確認しておきたいものです。
チェックポイント 3 手荒れはしない?
どうして手が荒れるのでしょうか?
わたしたちの指や手の皮膚は、角質から水分が蒸発するのを防ぐ役目の皮脂膜でおおわれています。
この皮脂膜がはがされてしまうことにより、皮膚が乾燥して、赤くなったり、かゆくなったり、更にはひび割れがするなどの手荒れの症状が起きてしまうわけです。
この皮脂膜がはがれないようにすれば良いのですが、台所仕事をするときは、どうしても水や洗剤で洗い流されてしまいます。
特に、お湯を使うと、油汚れが落ちやすくなりますが、皮膚の脂分も落ちやすくなり、皮脂膜がはがれやすくなります。
チェックポイント 4 汚れ落とし以外の効果は?
台所で使う洗剤も、通常の食器洗い用の洗剤、水アカなどガンコな汚れを
落とすための漂白剤や、クレンザーなど数種類のクリーナーを
そろえておられる方も多いのではないでしょうか?
でも、たくさんのクリーナーの保管場所や、目的にあわせてクリーナーを
取り替える手間を考えれば、できるだけ多くの効果が一つのクリーナーで得ることができた方が良いと思いませんか?
家庭用品品質表示法に基く表示に、「用途」や「成分」も表示されています。
メーカーによって、この表示の詳しさは異なりますが、この部分の表示も
よくチェックすることで、汚れ落とし以外にどのような効果があるか判断
することができます。
ほとんどのご家庭では、台所は台所用、浴室は浴室用、
その他住宅全般については、住宅用多目的クリーナなど、
いろいろなクリーナーをそろえておられるのではないでしょうか?
でも一つのクリーナーで、できるだけたくさんの用途に使用できた方が、
いろいろ買いそろえる必要も無く、良いと思いませんか?
品名が「台所用合成洗剤」と表示されていても、台所以外でも使用でき、
すぐれた効果を発揮するクリーナーもあります。
「用途」の表示を見て、どのような用途に使用できるか確認し、更に、
「使用上の注意」もよく読むことで、使える部分と、使えない部分の
判断や、他にも違う種類のクリーナーをそろえておく必要があるかどうか、判断することができます。
いくら値段が安くても、洗剤としての効果があまりなければ、
ついたくさん使い過ぎて、結果的に高いものになっていることもあるのではないでしょうか?
少しの使用量でも、よく汚れが落ちるのであれば、結果的に洗剤も長持ちし、洗剤にかけるコストの節約できるのではないでしょうか?
少しの使用量でも、よく汚れが落ちるかどうかは、使ってみないと
わかりませんが、一般的には家庭用品品質表示法に基づく表示の
「標準使用量」が参考となります。